岩手在住23年目、川遊びが大好きです。
岩手には清らかな川の流れがいたるところで見られます。またその川の岸辺にはオニグルミの木がもうどっこにでも生えています。そして秋になるとクルミの実がどっさりと拾えます。
岩手の人にとっては何でもないことですが、あんなに美味しい貴重な食材がいとも簡単にタダで手に入るのです。
クルミの実はいろいろな食べ方ができます。
一番ポピュラーなのは、お餅につけて食べるものでしょうか。つきたてのお餅を甘くしたクルミダレで食べるのはホントに美味しいです。お茶もちというのもこの地方独特で、クルミにしょうゆが入ります。
ざるそばのタレにすりつぶしたクルミを入れて食べるのもこれまた絶品です。好きな方も多いと思いますが、岩手ではなぜかあまりこの食べ方をしないですねえ。
あとは、クルミごはんがいいです。私がクルミ好きになったのも、その昔、南部炉端というお店(残念ながら今はありません)で、炊き込みごはんの上にぱらぱらとまぶしてあったクルミの美味しさに大感激したからです。
岩手では、おいしいことを、「クルミ味がする」と言いますが、クルミは最高の自然のめぐみだと思います。
オニグルミは殻がとても固くてむくのが大変です。簡単にむく秘訣はフライパンで熱することです。少しやるだけで裂け目が入りますので、そこをスプーンでこじあけて2つに割ります。あとはカネの串でほじくり出します。
大変、手間がかかる食材なので、やはり特別な時の料理に使うものということになります。
殻の状態であれば、貯蔵が効きます。何年持つかは定かではありませんが、3年位前のものはなんてことなかったです。
それが至る所にあるなんて!盛岡の川がきれいなことを象徴しているようで嬉しいですね。
クルミを実から割って食べるなんてことをあまりしてこなかったので、今度ゆっくり調理してみようかな。
そして皮むきもしました。
ひいおばあさんがよくおもちをついてくれたので、すり鉢で胡桃をすってそこに砂糖・お醤油・水を加えてたれをつくりそこにもちをボンボンいれてくるみもちを食べました。おいしかったなあ。
ほかの木の実類も良くないのでしょうか。例年になく熊がたくさん里におりてきているとニュースで言っていますが、関係があるのかもしれません。